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- 2020.01.02 Thursday
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Spiritual Art Showzi Tsukamoto
No.H-1 フクロウ・ヘルメス像 塚本尚司 作 版画
塚本尚司「夢から覚めた私は、その後、毎日のように夢で見た大洪水と、船室の中で見た鉄の円鏡【ヤタノカガミ】のヴィジョンを繰り返し想念し続けています。
メソポタミアの地に紀元前3800 年頃、高度の文明を築き繁栄したシュメール文明のシュメール神話【ギルガメシュ叙事詩】の中で、大洪水から生き残ったウトナピシュテムがギルガメシユに大洪水の隠された事柄について、次のように語っています。
『地上に繁殖した人類が騒がしく秩序を乱しているので、地上からこの障害を取り除く為に、風と嵐の神エンリルが神々を召集して、人類を絶滅させるために大洪水を起こす決定をした。そこで、エンリルの兄弟神である智恵と魔術と淡水を司る神エンキは大洪水から人類を生き延びさせるために、エンキは【葦(アシ)の小屋(人間の住居)】の壁を通して、人間のウトナピシュテムに人類に迫る危機をこっそりと聞かせ、そして、【7階建ての方舟(ハコブネ)】の作り方を教えた。ウトナピシュテムは方舟を作り、家族、すべての技術者、すべての生物の種を方舟に乗せた。すべての光が暗黒に変わり、大地は崩壊し、大洪水が大地を襲い人類を破滅させた。大洪水は【7日7晩】続いた。洪水が引いた後、ウトナピシュテムは、鳩や燕やカラスを飛ばして洪水後の地上の様子を確かめさせた。そして、水が引いて方舟はニシル山に漂着した。ウトナピシュテムと彼の妻は、神々と同じ永遠の命を与えられ、遥か遠くの河口に住むよう命じられた。』
私は、この大洪水の神話で語られている、【7階建ての方舟】、【7日7晩】の数字の7が何を暗示しているのか?と考え、私は、カタカムナ言語の数字の7のことを想い起しました。カタカムナのウタイ(謡)には、この数字の7が意味する宇宙の法則が謡われています。
『ヤサカマガタマ アメアマヒ アキツナナヨノ タカマクラ』
読み解きますと、
『宇宙の宇宙球(タカマクラ)においては、万物万象はアマから生まれ、
1(ヒ)、2(フ)、3(ミ)、4(ヨ)、5(イ)、6(ム)、7(ナ)、と変遷して、8(ヤ)極限の安定状態を過ぎれば崩壊して、アマに還って行くという宇宙の法則が働いている。
ナとは、種々な変化が何回も繰りかえされて現れる。という意味であり、この、生成、発展、崩壊、消滅、還元、循環といふ種々な変化が何回も繰りかえされる新陳代謝が永遠に循環しているスガタを、万物万象の原型として、【ヤサカノマガタマ】という7(ナナ)種類の勾玉(マガタマ)で表現し、宇宙の宇宙球(タカマクラ)においては、天体の新陳代謝が、7千年、7万年、7十万年、7百万年・7千万年・7億年というように7の周期性をもって永遠に繰り返へされている。』
シュメール神話【ギルガメシュ叙事詩】で語られている大洪水は、7の周期性をもって新陳代謝するといふ宇宙の法則によって、地球上に起こされた災害を暗示しているのでしょうか?
このようなことから、私はシュメール文明とカタカムナ文明は、数字の7、それから、【葦(アシ)の小屋】の暗示を通じて、どこかの時空で、つながっているというイメージを強く感じています。